湿热が下に流れ込む、病名。下焦に湿热が流れ込むことを指す。主な症状は小便が短く赤く、体重が重く疲労感が強く、舌苔が黄色く粘稠、脈が濡く数が多いなどである。症状としては小便が痛く赤く、少腹部が拘縮し、会陰部が張って痛い、尿道口から白い膿が流れる、舌苔が黄色く粘稠、脈が滑く数が多い。臨床では湿热痢疾、湿热性下痢、淋病、尿閉、陰部の痒み、白帯、下肢関節の腫れと痛み、湿脚気の感染症などに多く見られる。治療法は清热利湿を主とし、以下の薬方を選択する:木通7g、車前子10g、扁蓄10g、瞿麦10g、滑石20g、栀子10g、大黄6g、甘草5g。
湿热下注は漢方医学の用語です。漢方医学では、膀胱は津液の府とされ、湿热が下焦に結びつき、膀胱に下注し、湿热が腎と膀胱を阻害し、腎と膀胱の気化が異常となり、水道や小便が不利になり、排泄時の痛みや尿が赤く、濁くなり、小便が頻繁にでない、流れにくくなる(尿频、尿急、尿短少、尿痛などの尿路刺激症状)ことがあります。臨床では、診断に応じて五淋散、萆解分清湯、黄連解毒湯などを使用して治療を行います。